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法律用語としての「又は」、その用い方

「又は」は選択的接続詞の一つです。同様の意味を持つ言葉に、「もしくは」や「あるいは」がありますね。これらを英語で表現すると、すべて「or」になります。しかしそれだからいって、法律の条文や特許や契約書などの法律関連文書では、「あるいは」を用いることは禁じ手なんですね。「又は(または)」と「もしくは」の2つを正確に使い分けて文書を作成しなければなりません。では、どのような用法が正しいのか、分かりやすい例で見てみましょう。 結合される2つの語が同じ種類・レベルの場合は、「AまたはB」と書きます。具体的に魚を例にとると、「タイまたはブリ」という具合にです。語が3つ以上になると、「タイ、ブリまたはイカ」となります。そして、ここに種類やレベルの異なる語、たとえば「ブタ」が挿入されるとどうなるでしょうか。「もしくは」の出番です。「タイ、ブリもしくはイカまたはブタ」「タイ、ブリ、イカもしくはタコまたはブタ」となります。一番大きな選択に「または」を、それ以下の段階の選択に「もしくは」を用いることになります。 それではここにもう一つ別の種類の語、「ケーキ」が挿入された場合を考えてみます。この場合は、「タイ、ブリもしくはイカもしくはブタまたはケーキ」となります。魚と肉は生鮮食品という一つの枠に分類されますので、このようになります。「または」と「もしくは」を正確に使い分けられるようになりたいものです。

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